春と夏の旬な野菜も以前ブログで書かせていただきましたが、今回は秋の旬な野菜についてご紹介いたします
以前のブログでも言いましたが、旬な野菜は栄養価が豊富で美味しいです
人と同じでわんちゃんも旬な野菜を楽しんでもらうために正しい知識を持って与えて欲しいと思います
与えてはいけないものや与え方を間違えると、良かれと思って与えているのに逆効果になってしまうので気を付ける必要があります
今回は秋の旬な野菜で食べたら危険なものやおすすめの野菜などをご紹介いたします
秋野菜の種類
はじめに秋野菜には何があるのかご紹介いたします
根菜類
土物類
果菜類
きのこ類
思いつくだけの秋野菜をあげてみました
それでは本題!この中で犬に与えると危険な野菜をご紹介いたします
犬に与えると危険な秋野菜
旬な野菜は栄養満点ですが犬に与えてはいけない野菜を与えてしまうと体調を崩したり最悪死に至る事もあるので与えたらいけない野菜はしっかり抑えてください
危険な秋野菜は次の3つが挙げられます
- たまねぎ
- 銀杏
- ゆり根
たまねぎ
他のブログでもご紹介しましたが、玉ねぎなどのネギ類は絶対に犬に与えないでください
ネギ属の野菜に含まれる有機チオ硫酸化合物は犬の赤血球のヘモグロビンを酸化させる特徴があります
そのため溶血性貧血を引き起こします
食べた後の症状
- 元気がない
- 嘔吐
- 下痢
- 血尿・血便
- 吐血
- 貧血(歯茎などのの粘膜が白くなる)
- 黄疸
- 痙攣
症状はすぐに出ない事もあるので、上記のような症状があらわれていなくても、玉ねぎを食べてしまった場合はすぐに医師に相談をし、病院に連れて行ってあげてください
人にとってはビタミンやミネラルが豊富で食物繊維もたっぷりで体にいいニラや玉ねぎですが、犬には絶対に食べさせないでくださいね
銀杏
銀杏にはメチルビリドキシンやギンコライドといった有害物質が含まれています
メチルビリドキシンは痙攣やてんかんなどの神経毒で加熱してもなくならないので、食べ方を変えても接種してはいけません
ギンコライド触れるだけで皮膚炎や頭痛を引き起こされるとされており、銀杏の殻の部分に付着しているので犬が触れると危険です
食べた後の症状
- 呼吸が荒い
- 痙攣
- 意識混濁・・めまい
- 嘔吐
- 便秘
- 下痢
- 発熱
- ふらつき
- 不整脈
- 下肢の麻痺
食べてから1~12時間ほどで発症し、24時間くらいは症状が続くと言われています
最悪死に至る事もあるので注意が必要です
食べてしまった場合は冷静に慌てず犬を落ち着かせてから病院に連れて行ってあげてください
銀杏は人でも多く食べると中毒を起こすと言われています
犬は人よりも中毒を起こしやすいのでさらに危険です
お散歩の時など落ちている銀杏を食べたりしないよう注意してくださいね
ゆり根
ユリ科の植物であるゆり根を食べてしまうと中毒を起こす可能性があります
中毒によって急性腎不全を引き起こすので大変危険です
食べた後の症状
- 嘔吐
- 食欲不振
- 元気消失
急性腎障害は命に関わる場合もありますので間違って食べてしまったらすぐに病院に連れて行ってあげてください
ユリ科の植物は植物全体に毒性があるので花粉などにも注意してくださいね
食べ方に注意が必要な野菜
じゃがいも
じゃがいもは、犬にとって消化しやすい炭水化物源といわれています
リンが少ないのでリンを制限しないといけない腎臓病の犬にとってはおすすめの食材だそうです
さらに食物繊維も豊富なので整腸効果もあります
ただ、注意しないといけないのはジャガイモの芽と皮です
じゃがいもの芽と皮にはソラニンやチャコニンなどの有害物質が含まれています
そのまま与えると中毒を引き起こす可能性があります
中毒を起こすと嘔吐や下痢を引き起こし、大量に摂取すると最悪死に至る可能性もあるので注意が必要です
じゃがいもを与える際は必ず加熱して芽や皮は取り除いて与えるようにして下さい
山芋
山芋は滋養強壮に良く、胃腸の働きを活発にして消化を促してくれる食材で犬が食べても大丈夫です
生でも火を通しても食べられる食材なのでトッピングなどにも使いやすいです
ただ、山芋の皮の周りにはシュウ酸カルシウム結晶という痒み成分が含まれています
そのため口周りや手足などについてしまうと痒みが出てしまう可能性があります
皮の周りに多いので山芋の中心部分を与えると少し軽減されるそうです
皮膚疾患などある子は悪化する可能性があるので与えないようにしましょう
さらに腎疾患や腎臓結石症の犬はカリウムやシュウ酸カルシウム結晶といった成分を消化できないので、健康を害する可能性があるので与えない方がいいでしょう
かぼちゃ
かぼちゃは犬に栄養価もあり犬に与えても大丈夫な野菜です
栄養はありますが高カロリーなので与えすぎると肥満の原因になるので愛犬に適した量を与えるようにしてください
また、種と皮は毒性はありませんが、犬にとって消化がしずら胃に残ってしまう場合もあるので与えないようにしてください
生のかぼちゃは硬いので必ず加熱をしてやわらかくしてから与えるようにしてください
さらに、かぼちゃにアレルギー反応を起こす犬もいるので少量から様子を見て与えてくださいね
与えるのにおすすめな野菜
ニンジン
ニンジンに多く含まれるβカロテンは体内でビタミンAに変わり、目や皮膚を健康に保ってくれます
視力の維持にも効果があるのでおすすめです
食物繊維も豊富で便秘解消にも効果があります
犬は人よりも食物繊維を分解する力が弱いので与えすぎると消化不良を起こす可能性があるので注意してください
ニンジンは体を温めてくれる効果もあるので代謝や免疫力アップになる事もおすすめの理由の一つです
さつまいも
甘みのあるさつまいもは好きな子も多いと思います
ビタミン類やミネラルが豊富なので抗酸化作用や皮膚を丈夫にしてくれます
また食物繊維も豊富なので便秘解消にも効果があります
ただ、ニンジンと同じで食物繊維は与えすぎると消化不良を起こす可能性があるので注意してください
また、糖質を含んでいるため、肥満の子やダイエット中の子は与える量に十分気を付けてください
ビーツ
ビーツは栄養素が豊富に含まれているのでおすすめです
骨や歯を作るために必要なマグネシウムや体内のエネルギー源である炭水化物、鉄分や食物繊維など多くの栄養素が含まれています
さらにたんぱく質や細胞を作る時に重要な葉酸や強い抗酸化力のあるベタシアニンも含まれています
体内で作れず、食事からしか摂取できない亜鉛も含まれており免疫力向上や新陳代謝の活性化、毛並みや肌あの健康を保ったり抗酸化作用を活性化したり良い効果が期待できます
これだけいい効果があるので犬に与えたい方も多いと思いますが、食物繊維が多いので与えすぎには注意が必要です
きのこ類
きのこはビタミンや食物繊維、ミネラルも豊富で健康にいい食材です
犬自身ではわずかしか作る事ができないビタミンDも含まれているのでおすすめです
ビタミンDは骨や歯の健康維持に必要な栄養素です
あと、βグルカンという栄養素も含まれており、がん細胞を縮小させたり、免疫力向上の効果があるとされているので注目の食材です
大きいまま与えると消化しにくいので細かく刻んで与えるといいでしょう
干し椎茸や乾燥きくらげなどは粉末状にすると与えやすくなるのでおすすめです
きのこ類も他の食材と同じで与える量には十分に気を付けて少量から与えるようにしてください
まとめ
秋の旬な野菜についてご紹介させて頂きました
旬な野菜は栄養価が高く美味しいので愛犬と一緒に楽しんでくださいね
与えたらいけない野菜、与え方を守って愛犬の好むものや体質に合う物を選んで与えてあげてくださいね
ペットのおやつや新鮮なお野菜が買えるHarunaさんも要チェックです
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