寒さが辛くなってくる季節に突入してきましたね!
犬は毛をまとっているので人よりも寒さを感じにくいと言われていますが、犬種や年齢によっても寒さの感じ方は違います
さらに今は室内で飼われる事が多いので暖房などに慣れてしまい、寒さに弱くなっている子も少なくありません
寒くて命を落とすことはあまりないかもしれませんが、体調を崩すことはあるので注意が必要です
今回は寒さを感じやすい犬、寒さを感じた時にする行動、寒さ対策をご紹介いたします!
寒さを感じやすい犬
寒さを感じやすい犬の特徴は次の6つです
- シングルコートの犬
- 短毛の犬
- 暑い地域原産国の犬
- 小型犬
- 子犬
- 老犬
シングルコートの犬とは
犬の被毛はオーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2種類があり、両方の被毛をもつ犬をダブルコートといい、オーバーコート(上毛)のみの犬をシングルコートといいます
ダブルコートの犬は寒くなるとアンダーコートが冬毛に生え変わり気温に対応しやすくなるのですが、シングルコートの犬は気温に対応してくれるアンダーコートがないので寒さに弱い傾向にあります
シングルコートの犬種
トイプードル・マルチーズ・・ヨーキー・ミニチュアピンシャー・イタリアングレーハウンドなど
ダブルコートの犬種
柴犬・コーギー・チワワ・ミニチュアダックスフンド・ポメラニアン・フレンチブルドッグなど
短毛の犬とは
ミニチュアピンシャーやイタリアングレーハウンド、スムースチワワなどの毛がとても短い犬種は、毛が長い犬に比べて体温調節がしにくく、寒さを感じやすいです
また、もともと毛が長いけどサマーカットで毛を短くカットしている犬も同様です
暑い地域原産国の犬とは
暑い地域原産国の犬とは、その名の通り暑い地域で誕生した犬の事です
暑い国が原産国の犬は暑さに対応するように改良されているため暑さには強いが、寒さには弱い傾向にあります
小型犬
大型犬は体が大きく体重が重いので体内で多くの熱を作る事ができる上に、体重に対して体表面積が狭いので熱が外に逃げにくいとされています
それに比べると小型犬は身体が小さく、身体の芯の部分まで短時間で寒さが伝わってしまいます
さらに床からの距離が近い分、床からの冷えを感じやすいので大型犬に比べると小型犬の方が寒さを感じやすいです
子犬・老犬
成犬に比べると、子犬や老犬は体力も低く、体温調節機能も高くないため寒さに対応しきれない可能性があります
寒さで体調をくずしてしまう事も多いので注意が必要です
寒さを感じた時のサインは
犬が寒さを感じている時、次の4つのサインがあげられます
- 小さく丸くなる
- ブルブル小刻みに震える
- 散歩に行くのを嫌がる
- 水をあまり飲まなくなる
小さく丸くなる
小さく体を丸くして鼻先をお腹にうずめたり、尻尾を鼻先に持って行ったりして小さくコンパクトになっている場合は寒さを感じている可能性があります
なるべく小さくして体から体温を逃がさないようにするための行動です
人も寒くなると体を縮こませる事がありますよね?
それと同じです
ブルブル小刻みに震える
人も寒い時に震えるように犬も寒いと震えます
ただ、明らかに寒さが原因と分かっていればいいですが、寒さ以外にも恐怖や緊張、何かしらの痛みがある時も震える場合があるので震えている時は何が原因が確かめる方が良いでしょう
散歩に行くのを嫌がる
寒さが辛い時は、温かい部屋から寒い外へ出るのを嫌がる犬も少なくありません
これも人と同じですねw
ただ、寒さが辛い時以外でも体調が悪いという理由で散歩に行きたがらない場合もあるのでいつもと様子が違うかどうかを良く観察してあげてください
水をあまり飲まなくなる
水を飲むと体が冷える事もあり、水をあまり飲まなくなる場合があります
普段よりも水を飲まなくなった場合は寒さを感じている証拠です
水を飲まない場合は脱水症状になったり様々な病気を引き起こす事もあるので注意が必要です
寒さ対策
愛犬が元気に快適に暮らせるように寒さ対策は必要です
効果的な寒さ対策をご紹介いたします
- 断熱材を敷く
- 毛布をかぶせる
- 防寒着を着せる
- エアコンや加湿器
- 湯たんぽ
- ペット用ヒーター
- 食事の見直し
断熱材を敷く
直接床に犬のベッドや毛布などを置くのではなく、断熱材を敷いた上にベッドなどを置くと寒さの感じ方が断然に変わります
簡単に手に入る断熱材は
- アルミシート
- 段ボール
- 発泡スチロール
などが挙げられます
毛布をかぶせる
上記に上げた断熱材プラスでおすすめしたいのが、ケージの上部に毛布を被せる事です
毛布をかぶせる事によって隙間風を防ぎさらに寒さ対策の効果が上がります
防寒着を着せる
外へ散歩に行く時や旅行に行く時などはドッグウェアを着せてあげると防寒効果があります
風を通しやすい薄手の物は防寒効果が低いので、防寒のために着せる目的ならナイロン素材やダウンコートがおすすめです
ただ、服を着るのが苦手な子は無理に着せず少しずつ慣らしてあげるのがいいでしょう
子犬の頃に着せる練習をしてあげると慣れやすいと思います
老犬は冷えると身体に悪いので家でも服を着せてもいいですが、成犬は服をずっと着せていると体温の調節機能に悪影響を与える可能性があるので、自分で体温調節がしっかりできるように家のなかでは服を着せない方がいいでしょう
毛がもつれやすい子は服をきせたままだともつれの原因にもなるので注意が必要です
服を着た後はブラッシングなどをしてもつれを防止してあげてくださいね
おぼろは花柄のダウンを着ています
エアコンや加湿器
犬が過ごしやすい気温は18℃~22℃、湿度は40%~60%と言われています
温度計や湿度計などを活用し、愛犬の快適な温度と湿度を保つといいでしょう
温度計や湿度計は愛犬の高さで測ると犬の体感温度を計測できます
ただ、エアコンを使用しすぎると犬の体温調節機能が低下してしまう可能性もあるのでタイマー機能を活用するなどしてほどほどに使用するようにした方がいいでしょう
湯たんぽ
湯たんぽはお湯を入れて使う物やレンジで温める物などがありますが、犬にとって一番安全に使える防寒グッズだと思います
電気も使わないのでコードをかじったりする危険もないのでおすすめです
電気代もかからないので経済的にも嬉しいですね
おぼろはお出掛けの時に人用の充電式の湯たんぽを使っています
新しい湯たんぽが欲しいなと探しているとレンジでチンするタイプのハリネズミの可愛い湯たんぽを見つけました!
犬用なので安心して使えると思います
ペット用ヒーター
人用のホットカーペットや電気毛布は温度が合わず低温やけどなどを起こす可能性もあるので熱くなり過ぎないように作っているペット用のヒーターを使う事をおすすめします
また、コードを噛んでしまう可能性のある子は気を付けて使わないと感電などのリスクがあるので危険です
おぼろはドギーマンのヒーターを使用しています
裏表で温度が選べて洗えるのでおすすめです
噛みつき防止のカバーがコードについているので軽い噛み癖であれば安心してお使い頂けると思います
食事の見直し
気温が低くなると体温を維持しようとしてたくさんのエネルギーを使います
気温と体調などに応じて食事も見直しするのも寒さ対策の1つです
エネルギー源となるたんぱく質と脂肪を多めにしてみてもいいと思います
ゆで卵やヤギミルクなどをフードに混ぜてあげるのもおすすめです
まとめ
今回は犬の寒さ対策についてご紹介いたしました
寒さに強い犬も弱い犬も寒さ対策は必要です
犬の状態を日々観察して快適に過ごせるようにしてあげてくださいね
ただ、快適すぎるのも犬の体温調節機能が衰えてしまうので多少の寒さには慣れさせてあげてくださいね
血流が悪くなりやすい老犬などは散歩前に軽くマッサージをして体を温めてあげるのも効果的ですよ
子犬や老犬は家の中と外の気温差にも注意してあげてくださいね
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