犬のサマーカットはしても大丈夫?メリット・デメリットをご紹介

気温が暑くなってくると愛犬が快適に過ごせるようにサマーカットをする飼い主も多くなってきます

最近はカットのバリエーションも多くなってきており、首周りの毛を残したライオンカットなども可愛くて人気です

しかし、見た目はさっぱりして涼しそうですが、犬にとってサマーカットはしても大丈夫なものなのでしょうか

今回はサマーカットについてのメリット・デメリットなどをご紹介いたします

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サマーカットとは

サマーカットとは、バリカンなどで犬の毛を短く刈り込む事をいいます

暑さ対策や見た目の印象を変えたいときなどに行う場合が多いです

バリカンもミリ数で長さが変えられるので、希望の長さにする事ができます

ではサマーカットにはどのようなメリット・デメリットがあるのかをご紹介いたします

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サマーカットのメリット

メリットは次の4点があげられます

  • お手入れがラク
  • 熱がこもらない
  • 皮膚疾患を見つけやすい
  • 皮膚疾患のある子は治療がしやすい

お手入れがラク

毛が短くなるので、日々のお手入れがラクになります

抜け毛やもつれを取るためのブラッシングやお家でのシャンプーなど、毛が短い事によって時短にもなります

熱がこもらない

毛が長い犬種は熱がこもりやすくなります

毛を短くすると風通しもよくなるので、蒸れる事もなく皮膚トラブルも防ぐことができます

皮膚疾患を見つけやすい

毛が長いと皮膚が見えずらいので、カサブタや皮膚炎など皮膚に異常があっても見つけにくく、気付かないうちに悪化しているという可能性があります

しかし、毛を短くカットすれば、肌が見やすく異常も見つけやすいです

皮膚疾患のある子は治療がしやすい

皮膚炎や皮膚に赤みのある子など皮膚疾患がある子は毛を短くすると状態も確認でき、塗り薬も塗りやすいので治療がしやすいです

さらに、薬用シャンプーを処方された場合は1週間に1回のペースでシャンプーしないといけない場合もあり、乾かすのが大変なので短い方がラクにシャンプードライする事ができます

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サマーカットのデメリット

デメリットは次の5点があげられます

  • 被毛への影響がある
  • 紫外線からの影響
  • 虫に刺されやすくなる
  • 怪我をしやすい
  • 体を冷やしやすい

被毛への影響がある

バリカンで短く刈り込む事によって、毛質が変わってしまったり毛が生えなくなってしまう可能性があります

今までふわふわなきれいな毛が生えていたのに、短くしたらごわついたような硬い毛に変わったり、毛の色が少し変わる事があります

毛質や毛色が変わるだけだったらまだいいのですが、毛が所々生えなくなってキレイに生え揃わない事があるので注意が必要です

特にチワワやダックス、ポメラニアンなどのダブルコートの犬種に起きやすい症状です

プードルやヨーキーなどのシングルコートの犬種はあまり変化は起きにくいですが、毛が硬くなる事もあります

紫外線からの影響

犬の皮膚は毛に守られていますが、それが短くなると皮膚に紫外線が直接当たってしまいます

有害な紫外線が当たるとシミになったり皮膚炎などになる可能性があります

また、太陽光が直接皮膚に当たる事によって逆に暑さを感じやすくなってしまいます

それでもサマーカットをしたい場合は服を着せてあげるなどして太陽光から守ってあげてください

虫に刺されやすくなる

犬の毛は外敵から身を守る役割もあります

なので、毛を短くし過ぎるとダニや蚊などの虫に刺されるリスクが高くなります

怪我をしやすい

皮膚を守る毛が短すぎると、皮膚が傷つきやすくなります

皮膚があらわになっているので草むらに入った時に枝で皮膚を傷つけたり、痒くて掻いたりしただけで傷つく可能性もあるので注意が必要です

体を冷やしやすい

夏場は外が暑いですが、家の中では冷房で涼しくしていると思います

そのため、保温効果のある毛が短いと体が冷えすぎてしまう可能性があります

家の中でも服を着せたり温められるようなベッドを置くなどして対策する必要があります

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被毛の重要性

被毛には次のような役割があります

  • 断熱材
  • ラッシュガード
  • 外敵から守る

断熱材

断熱材は保温性や保冷性に優れています

被毛も断熱材と同じような役割があります

被毛があれば気温が高くても皮膚と毛の間にある空気の層が守ってくれます

犬は汗をかく事ができないので、口でハッハッと息をして(パンティング)体温を調整します

その時に体内の熱を外に放出した時に毛がないと気温でまた暑くなるので体の負担になります

熱中症にもなりやすくなるので注意が必要です

ラッシュガード

ラッシュガードとはサーフィンの時に来たりするもので、怪我を防止したり日焼けの防止をするものです

毛はそんなラッシュガードと同じような役割があります

体を守る

被毛があるとお散歩の時に虫に刺されたり、何かにぶつかって傷になったりするのをある程度防ぐことができます

犬の皮膚は人の皮膚より薄いので外からの刺激を直接受けてしまうため体を守るなどの役割があります

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まとめ

今回はサマーカットについてご紹介させて頂きました

基本的にはダブルコートの犬種は夏は夏毛、冬は冬毛に生え変わるのでカットは必要ありません

カットするのであれば短くするのではなくハサミで全身整える程度でカットするだけでもすっきりするのでおすすめです

ただ、ブラッシングができない、皮膚疾患があるなどの理由がある場合はサマーカットをする必要があります

シングルコートの犬種はカットが必要な犬種なのでサマーカットをしても大丈夫ですが、あまり短すぎる長さにはしない方が太陽や外敵から守る事ができるのでおすすめです

愛犬に合ったカット方法を選んであげてくださいね!

コメント

  1. 上野辰美 より:

    とても参考になりました。
    自分自身の立場にたって家族の一員ですので、此れからは充分に注視しながら生活環境を整えながら厳しい目を向けながら生活したいと存じます。有難うございます。

    • 読んで頂きありがとうございます!
      参考になると言ってくださり、すごく嬉しいです!
      『家族の一員』と言える方は十分わんちゃんの事を考えられている方だと思います
      皆さん『犬』について知らないだけでわんちゃんへの愛情はたっぷりの方が多いです
      飼い主様を正しい方向へ導けるように、これからも参考になるブログを書けるよう頑張ります!
      よかったら暇な時などにまた読んでくださいね

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