多頭飼いは大変?メリット・デメリットをご紹介

犬を飼っている人であれば一度は多頭飼いをしたいな~と思った事はあるのではないでしょうか?

お留守番中や遊び相手など多頭飼いをすると愛犬の幸せ度が増えると思う方も多いと思います

しかし、安易にもう一頭飼う事はおすすめしません

トリミングサロンに来られるお客様の中にも新しく迎え入れてから『先住犬がストレスで毛が抜けてしまった』『仲が悪く喧嘩するから一緒にできない』『先住犬のマーキング癖が治っておらず、それをマネして部屋中にマーキングしてしまう』という声を聞きます

楽しく幸せになるはずだったのに、悩みが増えてしまうと辛いですよね

多頭飼いについてしっかりと理解していないと後悔してしまう可能性がある事を知っておく必要があります

飼い主さんも愛犬も幸せに暮らせるように今回は多頭飼いのメリット・デメリット、多頭飼いをするにあたっての心得をご紹介致します

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多頭飼いのメリット

多頭飼いには次のようなメリットがあげられます

  • お留守番時のさみしさ軽減
  • 遊び相手ができる
  • 社会性が身に付く
  • 老犬にはいい刺激になる場合がある
  • 性格の違いを見るのが楽しい

お留守番時の寂しさ軽減

飼い主が仕事などで長時間家を留守にする時など、群れを好む犬にとってはストレスになります

しつけによってストレスは多少軽減されますが、相性のいい犬と一緒のお留守番であれば寂しさを軽減させる事ができます

遊び相手になる

飼い主が家にいても家事や育児などで時間がとれず十分に遊んであげれない事もありますよね

その時に多頭飼いであれば人が遊ばなくても犬同士で遊んでくれるので運動不足解消やストレスの軽減になります

また、運動量の多い犬種などは飼い主の体力が付いていけなかった場合でも犬同士で遊んでくれると助かります

社会性が身に付く

多頭飼いをすると犬は自然と群れのルールを学ぶ事ができます

他の犬と関わる事で、犬からしか学べない事を学ぶこともできるのでしつけが楽になる可能性があります

老犬にいい刺激になる場合がある

老犬は一日中寝ていたり、昼夜逆転したりする事が多いです

しかし、そういった普段あまり動かない老犬でも、若く遊び盛りな犬と一緒にいる事で脳や五感に刺激を与えて遊ぶようになったり若返ったという事例もあります

ただ、疲れ知らずの仔犬は老犬を疲れさせてしまう可能性もあるので飼い主は老犬が疲れてしまわないように気を使ってあげるよう注意してください

性格の違いを見るのが楽しい

同じ犬種でも違う犬種でも、それぞれ性格や成長の仕方は様々です

好きな遊び、甘え方、寝方や犬同士の遊ぶ姿など観察するのは楽しいです

それぞれの違いを楽しめるのも多頭飼いのメリットと言えます

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多頭飼いのデメリット

メリットを読んで、迎え入れたい!と思った方は今から紹介するデメリットは必ず読んでください

デメリットは次のような5項目があげられます

  • 経済的負担
  • お世話がかかる
  • 先住犬との相性が悪い
  • スペースの確保
  • 愛情不足と感じる事がある

経済的負担

犬を飼うと意外とお金がかかるというのは犬を飼っている方はご存じだと思います

それが多頭飼いになると2倍3倍となり経済的負担は大きくなります

病気になるとさらにお金がかかってしまうので経済的に裕福でないと多頭飼いは難しいです

お世話がかかる

お世話も多頭飼いになると大変になります

性格や体力の違いなどで一緒に散歩に行けない場合は一頭ずつ散歩に行かないといけないし、抜け毛の量も増え、ケージやベッド、トイレの掃除などが大変です

ある程度時間のある方でないと厳しいでしょう

先住犬との相性が悪い

SNSなどで仲良く寝ている犬や仲良く遊んでる犬を見る事も多いと思いますが、すべての犬がそうなるとは限りません

相性が悪いと喧嘩をして怪我をしてしまったり、お互いストレスが増えてしまったりする可能性があります

人と同じで犬にも相性があるので見極めが大事です

スペースの確保

多頭になるとそれぞれの寝る場所やご飯を食べるスペースやトイレの場所など2倍以上確保しないといけません

愛犬が安心して過ごせるよう性格によっては別のサークルを用意したり、トイレもすぐ汚れるので広めのスペースが必要です

狭い家だと場所の確保に困る可能性があります

愛情不足と感じる事がある

先住犬は今まで飼い主の愛情を独り占めにしていたために、後から来た子を飼い主が可愛がる姿を見てヤキモチを焼く可能性があります

先住犬の性格によってはそれがかなりのストレスになる事もあるので、それを考えた上で迎え入れなければなりません

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多頭飼いの心得

多頭飼いのメリット・デメリットをご紹介しましたが、次は多頭飼いの心得についてご紹介します

メリット・デメリットを読み、迎え入れても大丈夫だと思った方は次の5項目は必ず覚えておいてください

  • 2頭目を迎え入れるタイミング
  • 1頭ずつの時間を作る
  • 落ちつける空間づくり
  • 慣れるまでは目を離さない
  • 繁殖について

2頭目を迎え入れるタイミング

2頭目を迎え入れるタイミングは先住犬を迎え入れてから家に慣れた後の方がいいです

飼い主との関係性が確立していない上に、噛み癖や吠え癖、トイレを覚えていないなどの問題行動のある子が先住犬にいる場合は迎え入れるのは避けた方がいいです

その状態で2頭目を迎えてしまうと、2頭目は先住犬の行動をよく見て行動するため、先住犬のマネをしたり、最悪先住犬よりも問題行動がひどくなる可能性もあるのでしつけや世話が大変になります

1頭ずつの時間を作る

デメリットにも書きましたが、多頭飼いをすると飼い主の愛情不足を感じる子もいます

1頭ずつお散歩に行ったり、1頭ずつ遊んであげたり、順番に甘えさせてあげたり飼い主と1対1で関われる時間を作ってあげるようにしてあげてください

落ちつける空間づくり

それぞれの個々の空間を作るためにスペースを仕切れるサークルやクレートを準備する必要があります

常に一緒に群れる事を好まない性格の子もいるので、それぞれの子の性格を尊重するためにも必要な事です

また、犬同士の相性などによって飼い主がいない時間や目の届かない場所で別々にしておいた方が安心という場合もあるので、必ず迎え入れる前に準備してあげてください

慣れるまでは目を離さない

犬種による体格差や性格、相性などによって思わぬケガにつながる可能性があります

何があるかわからないので慣れるまでは目を離さないようにしましょう

もし目を離さないといけない状況があれば、クレートに入れたり別の部屋に入れたり何か対策をするようにしてください

繁殖について

同性同士であれば問題ありませんが、異性の多頭飼いをするのであれば繁殖についても考える必要があります

もし、産ませる予定がないのであれば避妊や去勢手術を必ずするようにしてください

気づいたら妊娠していて困るなんて状況にならないように気を付けましょう

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多頭飼いをするにあったって準備するもの

多頭飼いをするにあたって次の物は準備してあげてください

  • ケージやサークル
  • クレート
  • ベッド
  • 食器
  • トイレ

ケージやサークル

留守番の時や寝る時などに使用するケージは頭数分用意する必要があります

犬の性格や相性が良く、一緒にしても問題がなさそうであれば1つのケージで一緒に入れてもいいですが、犬がそれぞれ自分のスペースでゆっくり出来るような広さが必要です

クレート

外出の際や寝る時などに使えるクレートは頭数分必要です

また、災害時に避難する時にも使用できるので必ず用意してあげてください

愛犬の大きさに合ったものを選んでください

ベッド

ベッドは犬にとって安心して眠れる場所で重要です

それぞれに専用のベッドを用意してあげる事が大切です

犬が安心できるような場所(サークルやケージなど)に設置するようにしてあげてください

食器

フードを入れる用に頭数分の食器を準備してあげてください

食いしん坊の子がいる場合は離れたところや各ケージの中など、別々にご飯をあげる必要があります

ご飯を奪われないよう注意してあげてください

トイレ

犬は基本的に同じトイレでも問題ないと言われていますが、トイレが汚れているとそこでしたくないという子もいるので、我慢したり他の場所でしてしまう可能性があります

様子を見て、必要であれば頭数分用意するか、トイレスペースを広くするかなど対策をしてあげてください

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まとめ

多頭飼いをしようと悩んでいる方は多いと思います

多頭飼いをしたくなる気持ちはわかりますが、デメリットについて自分がしっかり対応できるのかどうかを考えた上で決断してください

安易に迎え入れてしまい、育てる事が困難になり手放すなんて事のないようによく考えましょう!

ただ、デメリットに対応できる自信があるのであれば多頭飼いはおすすめです

飼い主も愛犬も幸せに暮らせるよう判断は慎重にしてくださいね


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