愛犬のしつけが上手くいかないのはなぜ

トリミングサロンで働いていると飼い主様の悩みをよく聞くのですが、ダントツで多いのがしつけの悩みです

吠えるのをやめさせたい、分離不安で外出が出来ない、噛まれる、トイレが上手くいかない、など様々な悩みがあると思います

犬はお利口な動物なので仔犬のうちに正しいしつけを行えば大抵の事はできるようになります

ではなぜ、しつけをしているのに上手くいかない子がいるのか

それは飼い主様の愛犬に対する接し方やしつけ方に原因があります

遺伝的に気性がが荒い犬や、言う事を聞きにくい犬種も中にはいるので一概には言えませんが、飼い主様の接し方、しつけ方で犬が変わるのも確かです

今回は犬との関係が悪くなってしまう飼い主様の特徴についてご紹介いたします

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犬との関係が悪くなる飼い主様の特徴

犬との関係が悪くなる飼い主様の特徴は次の5点です

  • 力ずくや恐怖を与えてしつけをする
  • 犬に対して多くを求めすぎる
  • しつけを実践するが続かない
  • 出来た時に褒めない
  • 優しすぎる

力ずくや恐怖を与えてしつけをする

人の言う事を聞かない時、力ずくで無理やり言う事を聞かすという方法です

例えば、犬が吠えて鳴きやまない時、口をぎゅっと掴んだり、物を近くに投げて驚かせたり、大きな声で叱ったり、最悪体罰をする方もいらっしゃいます

しつけとは教えてあげる事、いわゆる教育をしてあげる事を言います

このように恐怖を与えるような方法は教育とは程遠いと思います

このようなしつけ方をしてしまうと、防衛反応を見せ、やられる前にやってやるという気持ちにさせる可能性もあります

そうなると攻撃的な犬になってしまい、人との信頼関係が上手く築けなくなってしまいます

逆に怯えていう事を聞く犬もいるかもしれませんが、これも信頼関係がある付き合い方ではないですよね

このようなメンタルになってしまうと犬はストレスを抱えて毎日を過ごすことになります

そうなると悪循環でまた異なる別の問題行動が増えてしまいます

力ずくでしつけをされる方は我流でしている場合が多いので、出来れば専門家から学んでしつけを行っうといいでしょう

犬に対して多くを求めすぎる

犬に対して多くを求めすぎている方がたまにいらっしゃいます

例えば全く吠えないようにしたいとか、一回教えただけで聞いて欲しいとか、毛が抜けないようにしたいなどという要求です

どれも無理難題です

犬は吠えるのは当たり前の動物なので、いくらしつけをしても全く吠えなくする事は難しいです

また、一回教えただけで聞いて欲しいという要求は人でも難しいですよね

人でも一回で覚えられない事があるのに、言葉が通じない犬に対して一回で覚えて欲しいっていうのは無理な事です

毛が抜けないようにしてほしいっていうのも絶対に無理ですね

人も毛が抜けるのと同じです

これらは例ですが、多くを求めすぎているかもと思った方は注意してみてください

しつけを実践するが続かない

しつけを頑張っても根気強く続けなければ犬には思いが届きません

この方法を一回してみて無理だったから別の方法にしよう、これも無理だったから次はこれをしてみようなど次々と方法を変えてしまうと犬も混乱し、何が正解なのか、何を伝えたいのか気づきにくくなってしまいます

犬に教えるというのは根気が必要です

即効性を求める方はしつけは上手くいきにくいです

一つの方法を根気強く行い、犬への伝え方も磨きをかけて飼い主様自身も上手くなる必要があります

ドッグトレーナーの方が来て少しトレーニングをするとドッグトレーナーの方にはいう事を聞くようになったという事があると思いますが、これは犬への伝え方をマスターしているからです

飼い主様もその方法をマスターすれば同じようにできるのです

褒める事をしない

これは意外と出来ていない方が多いです

自分の中で褒めているつもりでも犬に届いていない場合があります

褒める時は犬に伝わらないと意味がありません

犬が上手くできた時は飼い主様は全力で褒めて犬が嬉しいって思えるようにしないと正しい事に気づきにくくなります

しつけをしても正しい事がわからなければ犬は学習できません

飼い主様が全力で褒めると、犬はこうしたら喜んでもらえる、褒めてもらえるのかと学習し、だんだん覚えてしてくれるようになります

優しすぎる

優しいっていうのは悪いことではありません

優しく接する事は大事な事です

ただ、しつけに関しては心を鬼にする場面も必要です

  • 嫌がったから、かわいそうだからしつけを途中でやめる
  • お留守番の時など、大丈夫かなと心配な気持ちが犬に伝わり犬を不安にさせる
  • 褒める事しかできない

このような方は結構多いです

しつけをする時は優しさと厳しさ両方を兼ね備えるように努力しましょう

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まとめ

しつけが上手くいかない飼い主様の特徴をご紹介いたしましたがいかがでしたか?

当てはまる方でしつけが上手くいっていない方がいたら考え方を少し変えて行動してみると良くなる可能性があります

しつけが出来ていない犬は、興奮、恐怖、神経質な特徴があり、毎日ストレスを抱えてしまっているかもしれないのでしつけは犬にとっても大事な事です

人も犬も過ごしやすくい日々になるように根気強くしつけは頑張ってくださいね

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